サイト説明

※水場スポットについて
飲水可能でないかと思われるスポットについて記載をしているが、確認はしておりません。また飲水不可のスポットについても記載していることがあります。飲水については各自の責任においておこなってください。

手叩き清水




霊峰白山の開祖、泰澄(たいちょう)大師伝説の一つに、日御子町の「手叩き清水」がある。
その由来は養老元年(717)白山禅定(ぜんじょう)のため、この地へまでやって来た泰澄が、曰御子の大きな柳の木の下に立ち、傍らの池を前に白山の方向を拝んだ。
 ここで身を浄め修験をするため、柳の木に注連縄(しめなわ)を張り、一心不乱に祈祷(きとう)をすると、前にある池に、白山の神像が映り「この地より山の尾根を、東南の方角へ進めば、我が在る白山の頂にいたるであろう」との告諭(こくゆ)があった。
 泰澄は、この池のことを「神影清水」と名づけ、注連縄を張った柳の木を「注連掛けの柳」と呼ぶよう村人に伝え「この池は白山に通ずる清らかな池である。病気の人はこの池の水で沸かした湯に入れば、きっと病が癒(いえ)るであろう」と言い残し、立ち去った。
 その後、この神影清水によって、多くの人たちが病気から救われたという。
 しかし、ある年この池の水が涸(か)れかかり、心配した村人たちが集って、もとのように清水が涌くことを祈った。
 ところがこの時、不思議にも拍手(かしわで)を打ったびに清水がこんこんと涌き出たので、村人は喜んで、ますます白山の霊験(れいけん)を信ずるようになり、だれ言うとなくこの池のことを「手叩き清水」と呼ぶようになった。
 (鶴来商工会発行「ふるさと再発見」より)

また「蔵山郷土史」には以下のように載っています。

日御子清水
 神影清水ともいう。三州志には御影清水といい、宝永地誌には「しでかげの清水」と誌されている。俗に手叩き清水ともいわれている。慶長年間、この辺りは往還の大道で、旅人はこの辺りで下馬して白山を拝した。また、手を叩くと水は吹き上ったのでこの名がついた。
 一説にはここに白山の大鳥居があって平常注連(しめなわ)を掛けおいたので注連かけの清水と唱したともいわれる。

以上、WEBより転載


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北緯36度27分49.7秒 東経136度36分56.6秒

2014/8/16訪問

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